「トップクラスの選手を次々と破り、まさに彗星ごとく現れました!」
これは、スポーツの世界で無名の選手が活躍した時に使われるセリフ。
まさに彗星のごとく現れたのです。
しかしそれはテレビに出てきたことが「彗星のごとく」というだけの話です。選手本人は何ヶ月も何年も練習してきた結果テレビに取り上げられるようになったわけです。
つまり、テレビ局が注目を集めるために使う決まり文句みたいなものだと思います。
しかしこれが「テレビ局のやり方」ということは、選手本人もわかっていると思います。しかし、選手本人のそれまでの練習の積み重ねも考えた「報道の仕方」というものをもっと考えてほしい。
見る側は見る側で、それなりの見方が大切だと思っています。
僕は、どういう競技のどんな選手が好きか自分の感覚の中である程度決めておくように心がけています。その分、興味のないものに対しては自然と無意識に受け流すようになってきました。
有名になってメディアへの露出が増えたから注目するのではなく、自分なりの見方を考えておくほうがいいです。
興味のないものはキッパリ無視。そして、興味のあるものについては、「すごい」「速い」「勝った」「負けた」だけではなく、真剣に深いところまで感じ取って見ることが大切です。